ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織でさがす > 健康福祉課 > 自殺予防対策について

自殺予防対策について

印刷用ページを表示する更新日:2023年9月25日更新
全国で1年間で自殺で亡くなる人の数は平成10年以降毎年3万人を超えていましたが、平成18年に自殺対策基本法が成立し、直近では約2万人まで減少してきました。一方で、令和4年の年間自殺者数は2万1881人と前年を上回り、男性は中高年を中心に13年ぶりに増加し、小中高生の自殺者数は過去最多の514人になりました。自殺に追い込まれた方は、いろいろな悩み(心身の病気などの健康問題、多重債務などの経済的な問題、過酷な労働環境や仕事上の問題など)を抱え込んで、精神的に抑うつ症状からうつ病を発症し、精神的に余裕がなくなり、物事の判断ができにくくなり、その結果自殺が唯一の解決法だと思うようになると言われています。多くの自殺は,個人の自由な意思や選択の結果ではなく,様々な悩みにより心理的に「追い込まれた末の死」と言うことができます。

 誰かに相談し、適切な相談機関につながることで、抱えている悩み・問題の解決につながることが期待されます。また、解決できない悩みでも、誰かにしっかり話をきいてもらい、共感されることで心の負担感の軽減につながるとも言われています。

 また周りの人が「食事の量が減った」「眠れていないようだ」「ため息が目立つようになった」「あまりしゃべらなくなった」など、いつもと違うと気づいてあげることが大切です。

見逃さないで、自殺の危険を示すサイン

いつもと様子が違う、元気がないなど身近な人の自殺の危険を示すサインに気づくには普段からの会話やお互いに気軽に助け合える関係づくりが大切です。

〈自殺のサイン〉
1.原因不明の身体の不調が続く。
2.気分が沈む、自分を責める、判断ができない、不眠が続く。
3.酒量が増す。
4.安全や健康が保てない。
5.仕事の負担が急に増える。
6.職場や家庭でサポートが得られない。
7.本人にとって価値あるものを失う。
8.重症の身体の病気にかかる。
9.自殺を口にする。
10.自殺未遂の経験がある。

自殺の危険を示すサインに気づいたら声をかけ、本人の気持ちを尊重しながら話を聞きましょう。
また、必要に応じて専門の相談機関を紹介してください。

気をつけて、うつのサイン

自殺に至る原因の背景にはうつ病などの心の病気があることも少なくありません。うつ病などの精神疾患に対する適切な治療により、多くの自殺は防ぐことができます。

うつの自己チェック  

・毎日の生活に充実感がない
・これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
・以前は楽にできていたことが、いまではおっくうに感じられる
・自分が役に立つ人間だと思えない
・わけもなく疲れたように感じる

これらのうち、2つ以上あてはまり、その状態が2週間以上、ほとんど毎日続いていて、生活に支障が出る場合、うつの疑いがあります。  早めに医療機関(精神科・心療内科・かかりつけ医)などを受診しましょう。


    

相談窓口

子どもの自殺対策

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)