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松くい虫被害を防ぐために

印刷用ページを表示する更新日:2020年12月24日更新

松くい虫被害は、マツノマダラカミキリという昆虫が、病原体となるマツノザイセンチュウという微小な生物を健全な松に運ぶことで、松を枯らしてしまう伝染病によるものです。

松くい虫被害を防ぐには、「予防」と「駆除」による方法があります

「予防」とは、健全な松に事前に殺虫剤を散布または注入しておき、マツノマダラカミキリやマツノザイセンチュウを殺虫し、その増殖を抑制することにより松くい虫被害に感染、枯死することからあらかじめ松を守る方法です。

 

「駆除」とは、枯れた松の内部にいるマツノマダラカミキリの幼虫を殺虫し、感染源となるマツノマダラカミキリの密度を下げることで、次年度の被害発生量を減らす方法です。

 

松の所有者が自らできる予防方法

庭木などの予防や松くい虫被害木の処理は、町では行いません。

所有者ご自身で行うか駆除業者等に相談のうえ対応してください。

 

地上散布

マツノマダラカミキリの発生時期(6月頃)に、動力噴霧機等で樹冠部に殺虫剤を散布します。

毎年の散布が必要です。

 

樹幹注入

冬季(12月~3月頃)の間に、松1本ずつにマツノザイセンチュウの増殖を抑制するための薬剤を注入します。

1回の注入で2年から3年の予防効果があるとされています。

 

 

このほかにも、松の周りの土壌を改良することで、松を根から強くする土壌改良もありますが、土壌改良は個々の松の強さや生育環境等によって効果の大小があります。