被覆肥料の被膜殻の流出防止対策について
印刷用ページを表示する更新日:2021年5月21日更新
被覆肥料を適正に施用し、被膜殻の流出防止に留意しましょう
岡山県からのお知らせ
被覆肥料は、軽労化や施肥量の削減につながるなどの利点がありますが、表面をプラスチック等の被膜でコーティングしているため、水田では肥料成分が溶出した後の被膜殻が水面に浮上し、河川等へ流出する可能性があります。
被覆肥料を適正に施用し、被膜殻の流出防止に十分留意しましょう。
作業のポイント
畦畔管理
・必要に応じてあぜ塗りやあぜシートを設置する。
・止水板はあぜの高さ以上とする。
代かき・田植え
・入水時までに田面の高低差をなくす。
・代かきは浅水で行う。
・田植え前の落水は行わず、自然落水で水位を調整する。
水田外に出さないために
・排水口にネットを設置する。
・水田で浮上した被膜殻をすくい取る。
施肥
・土壌診断や栽培歴等に基づいた適正施肥に努める。
・流し込み液肥、被膜殻の崩壊が早い肥料の活用も検討する。
・施肥量の削減につながる側条施肥技術を導入する。
岡山県「被覆肥料の被膜殻の流出防止対策について」<外部リンク>
